先日の全豪オープンテニス
テニスの4大大会の1つである、全豪オープンテニスが先日まで行われておりました。日本勢では、大阪選手が優勝、錦織選手もベスト8、その他にも出場しており、最近の日本人選手の活躍は凄まじいです。
特に男子は、つい10年ちょっと前までは4大大会の本戦に出場している選手もほとんど居ない状態でしたので、体格に劣り、日本では決してメジャーではないテニスで日本男子が活躍するのは、本当に凄いことだと思います。
普段のツアー大会では、3セットマッチで試合が行われますが、4大大会の男子シングルスは5セットマッチ(3セット取った方が勝ち)で行われます。
1ゲームは4ポイントを先取した方が獲得、これを6ゲーム取ると1セットです。
ゲームカウントが6-6になった時は、タイブレークという7ポイント先取の特別な
.ゲームが行われます。
今までの4大大会では2セットオールになった際の5セット目は、このタイブレークが
なく、2ゲーム差がつくまで行われていました。
(5セット目が70ゲーム-68ゲームなんてのもありました)
しかし、今回の全豪オープンから、ファイナルセットもタイブレークが採用される
事となりました。(ただし7ポイントでなく10ポイント先取)
マラソンマッチ
錦織選手は、今回5時間を超えるようなマラソンマッチを制して勝ち上がりました。
勝負強く、日本人として誇りに思えるような戦いぶりでした。
上記に述べた、ファイナルセットの10ポイントタイブレークとなった試合が、2回も
ありました。
しかし、いつもテニスの試合を見ると思うのですが、5時間近く試合をしてきて、
最終的にはこのタイブレークだけで勝敗が決まるのかと。
スポーツってだからこそ最後まで勝敗が分からないですし、それがおもしろさでもあります。
42.195kmのマラソンだって、最後の100mまで並んで走ってたら、最後の100m勝負
で勝敗が決まります。
どんなに最初や途中でがんばっても、ここで勝てなきゃ負けなんです。
本当に非情ですよね。
最後の最後に目が行きがち
最後の最後のみが結果を左右することは、スポーツではよくある事です。
そんなときは、
あのタイブレークのあのポイントが・・・
最後のスプリント能力が足りない・・・
とか最後の部分に目が行きがちです。
しかし、最後のみで勝敗が決まったのは結果論でしかありません。
そこに至るまでの過程もしっかりと見るべきです。
錦織選手なら、この2回は格下の選手だったため、そこに持ち込ませないような
戦い方が理想だったと言えます。
格下と言っても、みんなめちゃ強い選手なんですが。
逆に、その格下の選手からすれば、短期決戦のタイブレークに持ち込んだことは
良いと考えることもできます。
マラソンなら、スプリント能力がある人にとっては、最後の100m勝負に持ち込め
れば、勝機が近づくと言えるでしょう。
まとめ
スポーツに限らず、目標である結果を達成する為には、その過程のプラン構成が
大切だと思います。
まぁ、なんでもそうですが、そのプラン通りになかなか行かないもんですけど。
でも、プランを考えておけば、さらに不測の事態に備えるという準備もすることが
できます。
何も考えなければ、行き当たりばったりです。
今回の全豪オープンで言えば錦織選手は、格下に負けるのが少ない選手です。
しかし、通常のゲームプラント同時に、タイブレークという短期決戦になった時の
準備もしていたのではと思います。
超一流でも不測の事態はあり得るわけで・・
しっかりと、不測の事態へ備えるべきだと強く感じました。
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