家計簿をつける意味
家計簿をつけるとは、家庭の収入と支出を記録しておくことです。
ノートに書いても構いませんし、エクセルへ入力したり、そのようなアプリもたくさんあります。どのような方法においても、家計簿を付ける意味は下記の3つ程度の意味があると考えられます。
①お金の流れを把握することができる
家計簿をつけることで、収入=給与から、日々使ったお金である支出を記録して、最終的にいくら残るか把握する。収入から支出を引いた残高を知ることができるのは大きな意味があると言えます。
②節約すべき無駄を把握することができる
家計簿をつけることで、支出の中身が可視化されます。それにより、どの支出が多いかが明確になります。
③改善のために役立つ
節約すべき無駄が明らかになったら、どの支出をいくら減らせばよいか改善策を考えることができます。支出が一覧になっていることで、何をいくら減らすといくら残るかとか改善策は考えやすくなるはずです。
家計の目的は何?
最終的な目的は、お金を貯めることです。
そのために、お金の流れを把握して、無駄を洗い出し、改善策を考えるのです。家計簿をつけているだけでは、お金を貯めるという目的は達成できません。
お金を貯めるためには、収入を増やすか支出を減らすしか方法はありません。そして、多くの場合は、無駄な支出を減らすことが、お金を貯めるための一番の近道になります。無駄な支出がない人は、そもそも家計簿をつける意味はあまりないでしょう。
フローだけではなくストックも
家計簿はお金の流れを把握するという、お金のフロー示す資料です。このお金のフローは非常に大切です。会社でも、損益計算書やキャッシュフロー計算書というお金のフローを示す資料があり、どれだけ収入があって、どれだけの支出があって、最終的にいくら残る(利益)のか分からなければ、経営は成り立たないでしょう。
しかし、今いくらあるのかというお金のストックも大切です。現預金がいくらあるのかということです。会社でも貸借対照表というお金(資産)のストックを示す資料があり、フローと同じく非常に大切です。
つまり、家計簿をつけることはお金のフローを知るために非常に大切なことだと思うのですが、ストックも把握すべきなのです。ここが少し抜けている人が多いように感じています。
経営者の人でも、利益がいくらで資金繰りはどうでとかお金のフローばかりに着目して、ストックが二の次になっている場合が多いです。
たしかに、経営していくうえでも、家計でも、資金がショートしてしまうことは最悪の事態なので、フローに目が行ってしまうことは分かるのですが、そうならないためにも常にストックも把握しておく必要があります。
まとめ
我が家では、家計簿はつけておりません。(多分。。)
しかし、ストックの推移は把握しています。つまり、預金の合計が1月末時点はいくらで、4月末時点は、7月末時点は・・といった感じで。
その残高が、増えていれば家計簿つける意味はあまりない気がします。
もう少し踏み込んで言えば、仕事引退するまでにこれだけのお金が必要で、じゃあ20年後にはこれだけなきゃいけなくて、10年後は、5年後は・・と逆算し、その計画に沿って残高が増えていれば、問題ないのではという考え方です。
家計簿をつけることは、非常に良いことですが、必要性が小さい場合もあります。
家計も、一つの会社のようなものです。
計画を立てて、実行に移し、チェックして、改善する。
それをどのよう行うかなので、家計簿は必ず必要といったことはないかもしれません。
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